スポーツの教育的価値

今の教育機関は戦時中の軍隊の影響が大きいと感じています。

その為に

 ・組織内の規律を守ること

 ・指示命令系統(学校内では 教師 > 上級生 > 下級生)

が重要とされています。

規律を大切にする教育がこれまでの日本の成長を支えてきたのは事実だと思います。

しかし、様々なところで指摘があるように時代が大きく変わり教育機関に求められていることも変わってきています。

部活動も今までやってきた方法に固執するのではなく時代に合わせていくべきだと思います。

 

 

スポーツに取り組んでいる子供たちをみていると親や指導者などの大人が子供に期待しすぎて逆に子供を苦しめていると思えることが多々あります。自分が過去にスポーツを通して学んだことを子供にも学んで欲しいと願うことはいいと思いますが、それを押し付けてしまうのは問題だと思います。

平成が終わりを告げる現在の社会で求められている能力は以前とは比べられないくらい多岐にわたっています。

一人の人間が全てを行うことが不可能になっているのと同時に「この能力を身につけたら大丈夫」といえるものも無くなっているのではないでしょうか。

 この様な状況では「コレを学びなさい」と伝えてもその学びを活かせるかどうかは分からないと思いますし、子供も自分が必要だと思っていないと学びにも繋がりにくいと思います。

子供も自分に必要だと思えば自然に様々なことを学んでいくはずです。これからの教育はいかに主体的に自分に必要だったり求めているものを考えれるかが問われていると思います。

大人が「○○のためにスポーツをさせる」のではなく、子供が「スポーツをしていたら○○が得られた」が理想だと思います。

 

スポーツはとても楽しいものです。大人が過度に期待することで子供から楽しみを奪うのはみていて辛いです。

また、自分の経験から楽しんでいた方が学びは多いです。学びはあくまで結果だと大らかに構えていきたいです。

 

最後に、こんな考えも社会が豊かだからこそだと思います。貧しい時代であれば生きていくための教育が強要されることは必然です。

豊かな時代に生まれたことに感謝しています。